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『そよ風の吹く、はらっぱ』
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2005年11月25日

勝負だ、銭形!!(後編−大田原マラソン '05)

ohtawara_8010

レース中の私。多分、40km付近だと思います。 (C)ALLSPORTS.JP


7.フルマラソン挑戦の原動力


フラフラになりながらも、私は熱い応援をしてくれる人達に笑顔で応え続けました。手を振ったり、「押忍!」と声をかけたりして。「そんな事をしなければ、もっと楽に走れるのでは?」と思う方もいるでしょう。でも、これが私のフルマラソン挑戦の原動力なんです。

初フル挑戦だった、去年の長野マラソン。30km以降信じられないほど足が重くなり、「完走できるだろうか?」という不安でいっぱいになっていました。他のランナーにどんどん抜かされていく…。あせる気持ちはあるけど、足が思うように動かない…。でも、「長野まで来て完走しないで帰れない!」という意地だけで走り続けてました。
そして、堤防道路終端(38km付近)にさしかかった時、「あの人、頑張ってるよー!」という声が聞こえました。それが私に対するものであったことだけでも驚きなのですが、その声に応えるように十数人の人達が、私に「頑張れー!!」と大声援をしてくれました。思いもかけない出来事に私は顔をほころばせ、「ありがとうっす!」と応えました。その後、私の目に涙が浮かんできました。「見ず知らずの自分に、なんでここまでしてくれるんだろう…」
その時です。苦しさは変わらないけど、体が動くようになったんです。眠っていた力が湧き出てきたような、そして、何かに背中を押してもらっているような不思議な感覚が、私を包み込みました。これは、絶対自分だけの力ではない…。そう思えました。その後、1km:7分後半まで落ち込んだラップタイムが6分前半まで回復し、ゴール!! 42kmを走りきる事ができました。
もし、この応援が無ければ、私は完走できなかったかもしれないし、フルマラソンに挑戦し続けようとは思わなかったでしょう。

手を振ったり言葉を返しても気づいてもらえなかったり、あまり反応がなかったりする事の方が多いです。でも、すごくいい反応をしてくれる人達がいるんです。嬉しそうな表情を浮かべたり、心にグッとくるような言葉をかけてくれたり。そういう体験がレース中に一回でもできたら、私は満足♪ 「レースに参加してよかった〜」って思えるんです。
沿道で応援してくれる人達との心の交流。一瞬で終わってしまうものだけど、また長野と同じ感動を体験したい。これが、決して走るのが速いわけではない私をフルマラソン挑戦に駆り立てるのです。


8.そして、ゴールへ


熱い応援。それは、大田原でも健在でした。へばってる私に、沿道から「歩いてちゃもったいないぞ! 頑張れ!!」「ゴールまで、あと少し!!」と声がかかります。その声援に「はい!」「頑張ります!」と笑顔で応え、ありったけの力を振り絞りってゴールを目指します。「前に進むことだけ考えよう。応援してくれる人達に私ができるのは、ただそれだけ…」

そして、私の目の前に、見覚えある建物が見えてきました。それは、栃木県立県北体育館。ゴールの陸上競技場は、もうすぐ♪ そのとき、私を応援してくれた人達の顔が頭に浮かびました。
沿道に座っていたおばあさんの笑顔。田んぼのあぜ道から「頑張ってくださーい!!」と力いっぱい声援していた少年。そして、「頑張ってねー!! ゴールで待ってるから〜♪」と声をかけてくれたおばさん。他にも様々な人達から声援を貰いました。この力が、私を再びゴールに導いてくれました。タイムは3時間55分台。制限時間ギリギリの苦しいレースだったけど、ゴールできた喜びと安堵感が私を優しく包んでいました。
完走できたのは、声援してくれたみんなのおかげです。
ありがとう!!



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この長い文章を最後まで読んでくれた皆さんにも、感謝します!!

posted by 廉 at 00:20| Comment(2) | TrackBack(0) | マラソン:手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月27日

勝負だ、銭形!!(中編−大田原マラソン '05)

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写真は、ターサークラッチの靴底


4.関門突破!!


ペースが速くなったのは、フォームを少し変えた(というより、自然に変わった)というのもあります。9月にレース用にとターサークラッチを購入し、月に2回くらい練習で履くようになってから、私の走りは足裏と腹筋を使えてない事に気づきました。ターサークラッチの靴底の突起は、路面をしっかりとらえてくれるので蹴りやすい。足裏を使っている感覚がはっきり分かります。どおりで。
走っているのに偏平足ぎみなわけです…。
詳細は、『意外な事実』('05/10/4)に
それと、普段使ってるGT-2100より軽いので、ランニング中に自然と足が上がるようになり、フォームが少し大きくなりました。この時です。ランナー向け雑誌によく書いてある「腹筋を使って走る」という意味を体感的に理解したのは。今までは、ハムストリングとお尻の筋肉を使う事しか意識していませんでしたが、これで下半身全体を使って走れるようになった気がします。「この走りを意識すれば、膝への負担が軽くなり、膝痛再発を防げるぞ!」と考えて練習してきました
(でも、ペースを意識するのをすっかり忘れていたと…笑)。

※ターサークラッチは、ソールが薄いため地面からの衝撃が強いです。私はレース終盤から足裏が痛くなりました。故障を防ぐためにも、レース用の足がある程度できてから使う方がいいと思います。

25km過ぎたあたりからペースが落ちてきました。何とか踏ん張っていると、収容車が置いてある宇田川小学校(35.4km)が見えてきました。そこには、今朝選手を駅から会場へと運んだ送迎バスが並んでいました。
「レース中は、お前に乗りたくなかったんだ。でも、帰りは駅まで乗せてくれよな!」
なんて思いながら心の中で叫びました。
「あばよ! 銭形のとっつあん!!」(←柳沢慎吾風…あれっ、ルパン三世では?)


5.難敵、あらわる!


銭形警部(収容車)は振り切ったので、あとは不二子ちゃんにお宝を奪われない(つまり、制限時間内に完走できる)ようにすれば良いはずです。しかし、空腹感は私の体力を想像以上に蝕んでいました。
30km通過した頃から、今までレース中に感じた事のない疲れを感じ始めていました。足が重くて上がらないというより、体が疲れて思うように動けない状態。明らかにエネルギー不足。そして、宇田川小学校付近から始まる上り坂で体がふらつき始めたんです。上りに差し掛かると少しだけ意識が薄れてきて、まっすぐに走れなくなる瞬間が何度かありました。

私は、レース中給水所(エイド)以外で歩いた事はありませんでした。苦しいからといって歩いてしまうと走るのが嫌になってしまいそうだし、ゆっくりでも走っていた方がタイムが早いからです。でも、コースの片側は車が通っているし、後ろから来るランナーの事を考えると、ふらついている私は危険です。そう考えて、ふらついてきたら歩いて体力を回復させようと決めました。その後は、走っては歩くの繰り返し。「これは、本当にマズイぞ…。」 そう思い始めました。


6.私は地球に優しくない!?


11/23の記事で触れた「大田原マラソンの唯一の不満」は、エイドに食べ物が無い事です。競技色の強い大会だから仕方ないと考えてましたが、ここまで私の体に影響があるとは思いませんでした。タイムが一番良い館山若潮マラソンは、エイド(私設も含む)の食べ物が充実しているんです。

≪今年出場したレース中に食べたもの≫
■大田原
  なし
■長野
  バナナ:約1本
■館山
  小さなクリームパン:2つ  バナナ:約2分の1本  みかん:半分

この差はデカイ…(笑)。館山では、他にも何か食べた気がします。しかも、「腹減ったなぁ〜」と感じた絶妙なタイミングで食べ物にありつけたので、全くエネルギー切れしませんでした。
「朝食をちゃんと食べてないからでは?」と思う方がいるでしょう。でも、そうではありません。

≪前日の夕食〜レース前の食事メニュー≫
■22日 夕食
  ご飯(2杯)  とんかつ  キャベツ  トン汁  オレンジジュース
■23日 朝食
  ご飯(2杯)  納豆  豆腐(半丁)  海苔1枚  6Pチーズ1個  オレンジジュース
■23日 新幹線内
  カステラ

それと、大会2週間前からミネラルを多く含む黒糖を小腹が空いたときに食べてました。これでダメなんだから、「どないせーっちゅーねん!!」です(笑)。ちなみに、レース後余っていたカステラを食べたら、あと2〜3kmなら走れそうなほど体力回復しました(苦笑)。カーボローディングを考えた事がありますが、栄養が偏ると体調を崩しそうなので、やる気が起きません。
すべては、私の燃費の悪さが原因です。今回の体験で、「私がいかにエイド(給水所)の食べ物に救われていたか」が本当によく分かりました。来年大田原に出場するとしたら、スペシャルドリンクで栄養補給するしかなさそうです。スペシャルドリンクは、招待選手しか受け付けないのが普通ですが、大田原では一般ランナーも受け付けてくれます。これを上手く利用しようと思います。



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そして、感動のフィナーレへ! 続きは11/29☆
posted by 廉 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マラソン:手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月29日

勝負だ、銭形!!(前編−大田原マラソン '05)

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写真は、大田原マラソンのコース図&高低図(パンフレットより)


1.栄養補給は万全♪…のはず


「ふぅ〜、これで一息つけるぞ!」
千葉県外のレースでは初の日帰り参戦となる大田原マラソン。予定通りの新幹線に乗れた安堵感で、私は前日までの緊張感から解かれました。緊張してた理由は、「寝坊してしまわないかどうか」でしたから(笑)。
「大田原ってどんな所だろう?」 私は、消化がよく脂質が少ないのでレース前のエネルギー補給に良いと言われるカステラをほおばりながら、大田原への思いを馳せました。

大田原マラソンは、同じ所を2周する周回コース。景色は望めないけど、フラットなコースなので記録を狙いやすいと言われています。那須塩原駅から送迎バスで20分。結構時間がかかりました。受付を済ませ、念入りにストレッチをした後、ウォーミングアップ開始! 天気は晴れ。風も穏やか。コンディションは最高。「ちゃんと走りこみができてたら、記録を狙えたかもしれないなぁ」と思ったけど、膝痛を再発させずにレースに参加できたから、良しとしよう♪

私の体調も◎。大会一週間前から、ビタミンB1が豊富な豚肉を料理に多く取り入れました。前日の夕食は、買ってきたトンカツとトン汁の残りでトドメ。仕上げは、寝る前のBGM。宮崎アニメ「紅の豚」の主題歌。まさに豚づくし! 「ブタミンパワーで猪突猛進!!(←それはイノシシだろ?/笑)」といきたいトコです。



2.今回のテーマは?


今回の目標は、「収容車に乗らない」事です。制限時間が4時間(計時は4時間20分まで)と私には厳しい設定です。2カ所ある関門を時間内に通過できずに失格となり、収容車に乗る事だけは避けたい。銭形警部の追跡から逃れ続けるルパン三世のように、私も収容車の追跡をかわしたい。「できれば3時間40分以内で走りたい!」という思いも心の片隅に持ちながら。

すると、私の頭の中でルパン三世のテーマ曲が流れ始めました。そして、スタートの号砲が高らかに鳴り響きます。いよいよ逃亡開始!!
「勝負だ!銭形のとっつぁん(収容車)!!」



3.迫り来る空腹感


予定していたペース配分は、「1km:5分10秒くらいでできるだけ粘る」でした。「いつものペースで走れば、大丈夫だろう」と考えてました。距離表示は5kmごと。前半のラップタイムは、少し混雑していたスタート時を除き1km:5分を切ってました。「これは早すぎる!」と少し自重しましたが、ほぼ同じタイムになってしまいました。この時、気づきました。私が1km:5分くらいだと思っていたペースは、それより早かった事を。

通常、私はレース前に距離表示のあるコースをレースペースで走り、そのペースを体に覚えこませています。でも、今回はそれをしていませんでした。「このままだと、後半つぶれてしまうかも…」という不安と「このペースで走ってみたい」という思いが頭の中を交錯します。少し迷ったけど、後者を選びました。1km:5分を切るペースでかなりの距離を走ってしまったので、いまさらペースを落としても結果は変わらないだろうし、コースに急坂がないので、たとえつぶれても完走はできるだろうと考えたからです。

それより問題だと思ったのは空腹感。20km過ぎた辺りから感じ始めました。でも、エイドにあるのは水とスポーツドリンクのみ。「水分だけじゃ腹の足しにならないんだよなぁ。それに、水を飲みすぎて胃が苦しくなった事もあるし…。まあ、大丈夫だよ!」
この考えが甘かったのを後に知ることになるわけで…。



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廉ちゃん、どうなっちゃうの? 続きは11/27☆

posted by 廉 at 04:29| Comment(2) | マラソン:手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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